BEX ISOYAの組み立て 『7つのこだわり』
「お客様に安全に安心して自転車を楽しんでいただきたい」そんな思いを込めて、
BEXISOYAでは1台1台ていねいに時間を掛けて自転車の組み立てを行っております。
普段お客様が目にすることが少ない、自転車の組み立ての舞台裏をご紹介します。

こだわり その1 【車体の分解】
BEXISOYAでは、メーカーから届いた画像のような7部組みの車体を、いちどバラします。グリスアップや適性トルクでのネジの締め付け、適切な長さのワイヤリングで組み立てるためです。
その為ほとんどのパーツを外し、フレームだけの状態にしていきます(下の画像)。
そこでおすすめしているのが“フレームのコーティング”です。

自動車のボディーコートと同じようなもので、自転車向きに開発された、その名も「ガラスの鎧(よろい)」。ガラスの硬くて薄い皮膜が「鎧」となり塗装面を保護します。汚れ落ちも非常に良くなりお手入れが簡単になります。
BEXISOYAでは新車ご注文時にクリスタルコーティングをお手頃価格(¥5,000 税抜)でご提供しております。
「お客様に大切な愛車を、末永く綺麗な状態で乗っていただきたい」そんな思いを込めて1台1台組み立てております。

こだわり その2 【ベアリングのグリスアップ】
メーカーから届いた車体の部品を外すといろいろな事が見えてきます。
例えばギヤクランクの付くBB(ボトムブラケット)。
工場出荷段階ですと、上の画像のようにベアリング表面のグリスが少ないことがあります。この状態だと、使い始めは良くても、数か月後には雨水などが侵入し錆の原因になることも…。
下の画像のようにグリスをしっかり塗ることにより、ベアリングの寿命を延ばします。このひと手間で差が出ます。

こだわり その3 【ホイールの調整】
自転車の性能を左右する最も重要なパーツといえばホイールです。せっかく高性能なフレームでも、ホイールがきちんと整備できていなければ、本来の性能が発揮できないばかりか、思わぬトラブルの原因にもなりかねません。
BEXISOYAではメーカーから届いたホイールは全てタイヤを外し、ハブ(車輪の中心部)の調整・リム(車輪の外周部)の振れ取り・センター出しを行っております。
これらの作業、やらなくても動いてしまうのが怖い所です。お客様がパッと見ただけですと、違いはまず判りません。
もしハブの調整が出来ていなければ、回転が重かったり、ガタが出る可能性がありますし、振れ取りやセンター出しが出来ていなければ、歪んだホイールで走行することになります。ブレーキにも影響してきます。
BEXISOYAでは完成車はもちろんホイール単体でも、これらの作業を、トレーニングを受けたスタッフが丁寧に整備してお客様にお渡ししています。

こだわり その4 【ワイヤーの処理】
メーカーから当店にロードバイクが到着した時、バーテープはすでに巻かれた状態で届きますが、BEX ISOYAでは全てのロードバイクのバーテープは巻き直しております。 工場出荷段階ですとバーテープの中のアウターワイヤーがハンドルにしっかりと固定されていなかったり、長さが適切でない場合があるからです。
アウターワイヤーの固定や長さが適切でないと、ブレーキやシフトのフィーリングが悪かったり、ワイヤーが折れやすくなったり色々弊害があります。

適切な長さにただカットすればよい、という訳ではありません。
カットしたアウターワイヤーの切断面の処理もとても大事です。
上の画像のように、バリが出たままですとインナーワイヤーに干渉してブレーキの効きやフィーリングが悪化します。
下の画像のようにバリをしっかり取って切断面を綺麗に整えます。

そしてインナーワイヤーへのグリスアップは必須です。
こちらも工場出荷段階ですと不十分なので1本1本丁寧にグリスアップしています。
組んでしまうと見えない部分ですが、比べると差は歴然です。

こだわり その5 【トルクチェック】
自転車を組み立てる上で、たくさんのネジを締める作業がありますが、BEXISOYAではこれらのネジの締め付けの際、適正な締め具合(トルク)で組み立てるために、トルクレンチを使用しております。
最近はカーボン素材のフレームやパーツが増えているので、正しいトルクで組み立てることの重要性が増しております。
組み立てにはメカニックの経験と勘も必要ですが、BEXISOYAでは、それだけに頼らず、きちんとした計測工具で数値チェックすることを徹底しております。

こだわり その6 【レバーの調整】
自転車のフレームは体格に合わせてサイズを選ぶのが当たり前ですが、ブレーキレバーはどうでしょうか。
たとえば、身長が180cm以上の方と150cmの方が同じモデルの自転車を選んだとしましょう。冒頭の通り、フレームサイズは身長などに合わせて選びますので、自転車のモデルが一緒でもフレームの大きさは2台並べると大きく違います。しかし、ブレーキレバーはフレームサイズに関係無く、全く同じものが付いてくるのが普通です。 ですが、それだけ体格差があれば手の大きさもきっと違いますよね。
画像でも分かるようにブレーキレバーは握る前の初期の位置を調整することができます。手が小さい人が遠めのレバーを握るのは結構大変です。とっさにブレーキを掛けなければならない時などはとても危険です。
そこでBEXISOYAでは組み立て時に、乗られる方に合わせ、ブレーキレバーの初期位置の調整を行っております。手が小さい人やお子様はハンドルに対して近めにセッティングして握りやすくしております。

こだわり その7 【ダブルチェック】
スポーツ自転車は沢山のパーツとネジで構成されている精密機器です。それぞれのパーツは適正なトルクで締め付け、組み立てる必要があります。
しかし、ヒトはミスをする生き物。どうしてもヒューマンエラーは起きてしまうものです。
そこで、BEXISOYAではミスをなくすため、組み立て時に店独自のトルクチェックシートを使用しております。そして最終的に、組み立てたスタッフとは別のスタッフがチェックする「ダブルチェック」を必ず行っております。
お客様に「安全に安心して楽しんでいただける自転車」をご提供できるようスタッフ一同心掛けております。
いかがでしたでしょうか?
組立ての説明にはだいぶ割愛した工程もございますが、
BEX ISOYAではスポーツバイク全般に精通し、
TREK専門店ならではの知識を持ったスタッフが一台一台丁寧に組み立てております。
また、当店でご購入頂いたスポーツバイクは簡易調整・点検は生涯無料です。
このサービスが提供できるのも最初の丁寧な組上げがあるからなのです。
BEX ISOYAでは大型の量販店にはできない、専門店ならではの、きめ細やかなサービスを心掛けております。
“お客様に寄り添ったサービス”を創業以来60年以上続けて今日にいたります。
スポーツバイクを通してこれからもお客様と繋がっていきたい。
そう考えております。
ご購入特典の『簡易調整・定期点検(ライトメンテナンス)が生涯無料』
その内容はこちらをご覧ください。
<ライトメンテナンス特集>

ご購入後1~2年後のメンテナンス・オーバーホールも
<パフォーマンスメンテナンス特集>

【BEX ISOYAについて】
