チューブレス&28Cタイヤの魅力とは?(後編)

Bontrager R3 Hard-Case Lite TLR 700x28Cインプレッション!

前編(取り付け~ファーストインプレッション)に引き続き、後編ではR3 TLRタイヤのより詳しいインプレッションを行います!

前編はこちらから

 

空気圧と走りの特性

 

タイヤの走行特性を決めるうえで非常に大きな要素となるのが空気圧です。

このタイヤの推奨空気圧は最低80psi(5.5bar)、最高115psi(7.9bar)。この範囲内で色々空気圧を変えながら乗ってみました。

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改めてですが、インプレッションを行う私の体重は約57kgです。

ライダーの体重によって空気圧ごとの印象は変わってきます。

 

[80psi]

最低空気圧に当たる80psiですが、通常の公道走行・ツーリングではこの空気圧がベストだと感じました。荒れた路面や段差のショックをしっかり吸収しつつ、転がり抵抗も極端に重いとは感じません。

特にロングライドに出かけるときはこの空気圧に設定して乗っています。

[100psi]

80psiと比較すると、綺麗な路面では明らかに転がりが軽く感じます。加減速やコーナーでのグリップ感も十分です。

ただ、細かな振動はちゃんと吸収してくれていますが、大きめの段差などでは衝撃が響いてくる感じがします。路面の綺麗なサーキットレースやヒルクライムレースなどではこのくらいまで空気圧を上げてみてもいいかもしれません。

[115psi]

許容最大空気圧である115psiは・・・私の体格ではあまりいいところがありませんでした。細かな振動が響いてきやすく、コーナーでのグリップ感もやや薄くなって扱いにくく感じます。転がり抵抗も100psiより減ったとは思いません。

28Cという太さとコンパウンドのグリップ力のおかげで昔の23Cタイヤを高圧で乗るよりは怖くないですが、あえてこの圧力に設定する意味は無さそうです。 

改めてですが、このインプレッションは私個人の感覚でのインプレッションです。体格や走り方で評価は大きく変わりますので、まずはご自身で色々な空気圧を試してから判断することをお勧めします。

ちなみに、自己責任で推奨の下限を下回る70psiぐらいでも乗ってみましたが、さすがに段差でリムを打ちそうなのと、コーナーでヨレる感触があり使いにくく感じました。推奨空気圧は守りましょう。

 

【セカンドインプレッション】

 

取り付けからおよそ2ヶ月、2500kmほど走行した時点でのインプレッションをお伝えします。

ロングライドや夜間走行、山岳ライド、雨天での通勤などロードタイヤで遭遇するであろう様々な状況をテストすることができました。

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28Cという少し太めのタイヤということで、荒れた路面での性能にはかなり期待して導入しました。例えば森の中に向かう林道、あるいはちょっとした砂利道。

そういった通常のタイヤではちょっと不安な道でも (多少は丁寧に扱いますが) ビクビクせずに走ることができます。やはり太いタイヤは安定感が非常に高いと思います。石や小枝、不意に現れる段差などに乗り上げても挙動が乱されないので神経を使わず、結果的に疲れにくく楽ができるように思います。

一方でヒルクライムなどでの軽快感は細身のタイヤに一歩譲る部分はあります。ここは安定感とのトレードオフなので仕方ないでしょう。ゆっくりと登るぶんにはほとんど影響はないですし、いつも走っているコースでタイムを取ってみましたが決して大幅に遅いわけではありません。

 

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何度か雨の中や雨上がりで濡れた路面でも走りましたが、ウェット性能は他のタイヤ並みかと思います。特段劣ってはいないですが、抜群にグリップする!という訳ではありません。濡れた路面では慎重に走りましょう・・・というのは今更言うまでもないことです。

耐久性については皆さんも気になるところではないでしょうか。

これが2500㎞経過時点でのトレッドの様子です。

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左がリア、右がフロントです。リアは多少減っているように見えますが、まだまだ断面は円形で大きな消耗を感じさせません。フロントに至ってはセンターのラインがまだ残っています。感覚としては平坦中心ならリアで5000㎞ぐらいは使えそうです(体格やパワーによると思いますが)。 

また、舗装の荒れた林道を含むライドも行っていますが、まだトレッドに目立った傷は入っていません。コンパウンド自体が結構強く作ってあるようです。

走行距離のあまり多くない方だと、タイヤの消耗限界よりも経年劣化による交換時期(装着から12)が先に来るかもしれません・・・

余談ですが、この世代のR3タイヤは太さによってタイヤサイドのパターンが違います28Cはグラベル系タイヤで見られるような細かなノブが入っていて、特に砂が浮いているようなコーナーで完全なスリックパターンよりも倒した時の限界がわかりやすいような気がします。

 

 

【まとめ】

 

以前から気になっていた28C&チューブレスという組み合わせ、今回のインプレッションを通じてさらに深く理解することができました。

今までのインプレッションを総合すると、このR3 Hard-Case Lite TLR 700x28Cを特にお勧めしたい方は・・・ 

☆初心者の方

安定感が高く乗り心地も良いので、まだロードバイクに不慣れなビギナーの方にとっては距離を伸ばしていくうえで頼りがいのあるタイヤになってくれます。また、パンクのリスクが低いのもポイント。ただし脱着は少し固いので出先での万一のパンクに備えて応急修理キットは持ち歩いておくのをお勧めします。 

☆ロングライド好きの方

荒れた路面や視界の悪い夜間でも28Cという太さが疲労の軽減にひと役買ってくれると思います。特にブルべなどの超長距離ではタイヤの衝撃吸収性はとても重要になってくると思います。

トレッドの耐久性も高いので、消耗を気にせずガンガン走り回ってください!

また、トライアスロンでもロングのレースで疲労軽減を狙いたい方にとってはとてもいいタイヤだと思います。

☆グラベルロードなどを軽量化したい方

最新世代のDomaneシリーズやCheckpointシリーズ、あるいはクロスバイクのFXシリーズなど、標準で3238C程度のタイヤを装着しているバイクだと、28Cのタイヤを装着することで大幅な軽量化に繋がります。

もちろんオフロードでの性能は犠牲になりますが・・・例えば普段は砂利道をツーリングするけれど、レースに出る時ぐらいは軽くしたいな、といった目的であればとてもいい選択だと思います。

なお、ホイールやフレームの規格によっては取り付けできない場合もあるので取り付け前に一度ご確認ください。

このタイヤをお勧めしない場合も考えてみたのですが、ヒルクライムレースやサーキットレースなど軽さを第一に考える用途にはもっと細くて軽量なタイヤがベストだと思います。

また、一部のフレームでは最大タイヤサイズが23C25Cまでに制限されていることもあるのでご注意ください。

ボントレガーには他にも魅力的なタイヤが多数ラインナップされていますので、悩んだり迷ったりしたらまずはスタッフへご相談いただければと思います。

数年前までは一般的とは言えなかった「ロードバイクに28Cタイヤ」、そして「チューブレス」。対応するバイク・ホイールをお持ちの方には一度試してみていただきたいと思います。

もちろんR3 Hard-Case Lite TLRタイヤはボントレガーが誇る30日満足保証の適用対象です。まずは使ってみて、それからご判断ください。

 

インプレッションに使用したタイヤ

BONTRAGER R3 Hard-Case Lite TLR Road Tire

サイズラインナップ:25C28C32C

価格:7,590 (税込)

TREK メーカー商品紹介ページ

 

BEX ISOYA 成城 スタッフ(テックマネージャー)

田中

tanaka

 

 


 

<関連リンク>

スタッフ田中による過去インプレッション

「TREK 2021年モデル 新型 EMONDA SLR、EMONDA SLインプレ動画」

TREK EMONDA SLR 2021

 

 「BONTRAGER(ボントレガー)サイクルウェア インプレッション」

Tanaka.Bontrager_WEAR

 

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